Gallery IYN『心の影』企画展 参加レポート

—ましば‐染沁ShiShi- 初のGallery企画展参加ー

〇出展経緯〇

 Gallery IYNスタッフ様より、TwitterのDMにてお声掛けをいただいたのがきっかけでした。元々、ギャラリー出展に興味があり、ましばとしてギャラリーでの展示を夢見ていました。DMを頂いたとき、声を出して喜んだことを今でも鮮明に覚えています。

 様々な企画展があった中、私は『心の影』展を選びました。

 企画展の概要にあった”人であるが故の喜怒哀楽、それを隠し偽ることにより生じる精神的ストレスを「心の影」という言葉で表現しました。”という言葉。人であるがゆえに起こる様々な感情を隠し偽る、という言葉から発せられるイメージ、それを表現したいとましばは感じたのでしょう。

ましばが想う「心の影」は単に闇深いものだけではなく、人であるが 故に偽ってでも、どうにかこの”生”を全うしていく中で表の顔だけではどうしても耐えることができないことでいっぱいなんですよね。だからこそ影がいてくれるのだと。私のイメージはそうして膨らんでいきました。

 これが決め手となり、企画展に参加させていただくことになりました。

〇作品について〇(※あくまで作者の解釈です)

 『ココロの影』『だいじょうぶ』という2作品を出展させていただきました。

ああ

 『ココロの影』は日常と非日常(光と影)を連想して筆をとった作品です。その中でも特に非日常の影の部分を大きく表現した作品です。本来であれば影は後ろにあるものですが、あえて前面に出し、タバコの煙の中の日常というミスマッチさ、ここにも影というものを含ませてみました。

 ベランダの柵にいるひと、建物にいる目。これらははたして本人なのか本人が作り出した何かなのか。それも一つの影、なんですよね。

         210625 20

 『だいじょうぶ』はタイトルとイラストのギャップを絞りだしました。勢いのある筆づかいをして、地面に突き立てるハサミ。この地面はガラスをイメージしました。ハサミから勢いよく生まれる亀裂が、良くも悪くもカラフルで、そして落ちていく水滴。口元は歪み、なにが”だいじょうぶ”なのか。

 私はよく思うんです。「だいじょうぶ」ってなんだろうって。

ある種、影を生み出しているのは自分の言葉なのかもしれませんね。

         210625 19

〇会場のGalleryIYNさんにお邪魔して〇

 大阪中崎町にある、出展会場GalleryIYNさんに最終日にお邪魔しました。入口を入っていくつものブースを覗くとそこはキラキラと輝いていました。

私は感嘆していました。こんなに素敵な作品が沢山展示されている。そして、その中に自分の作品が置いてある。これほど嬉しいという言葉だけで表現できないものはありませんでした。沢山の作家様が感じた「心の影」。十人十色とはまさにこのことだと。その十人十色の一員にましば作品があることがこそばゆい感覚を覚えましたね。

         210625 32

         210625 17

 何よりも、足を運んで直接作品を見に来てメッセージを残してくださった方々、ドローイングのポストカードを名刺も何もないましばの作品をみて手に取ってくださった方。少しでも関心を持っていただけたという実感がそこにあり、噛みしめることができました。

         210625 35

 ましばの活動の中で指針となる、想いを伝えていきたいという気持ちが改めて沸き立って気が引き締められたこの企画展に非常に感謝しております。

 また、お誘いくださり、作品出展まで尽力くださいましたGalleryIYNのスタッフ様に、ましばを見つけてくださり、お声掛けくださったご縁に感謝申し上げます。

img 6638

 今後の活動により一層、ましばに磨きがかかった体験でした。

 関わってくださったすべての方に。

ありがとう。

〇今後の予定〇

・2021/07/02~ デジタル作品展『四季-夏色-』@Gallery IYN HP特設ページ

a585cea995ba98db9577a3baa577c6b0

・2021/0709~ 『笑顔のその先に』@Gallery IYN

file

June 25, 2021

お問い合わせ

ご依頼や一緒に制作したい方は下記までご連絡ください。

Gmail : peea.mayo.nutt@gmail.com